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サポカーの基本知識|サポカー・サポカーSの違いってなに?

今や様々なメーカーから発売されCMなどで当たり前のように「サポカー」を見る時代となりました。よく聞くけど実際に乗ったことがない、どんな機能があるか知らないという方も多いのでは?今回はサポカーの基本知識を紹介します。


サポカーとは

imageサポカーとは「自動ブレーキシステムなどを搭載した安全運転サポート車=「セーフティ・サポートカー」に対する愛称です。経済産業省と国土交通省が推進する高齢運転者による交通事故対策の一環として作られることが決まりました。

2017
年春に愛称が決定し、応募総数192件の中から上図のロゴマークが選ばれました。シンプルでわかりやすく、安全運転を支援する車というコンセプトが伝わるデザインが自動車関係団体等から評価され選定されたそう。

 

サポカーの種類について

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サポカーには「サポカー」と「サポカーS」の2種類があり簡単に説明すると以下となります。

サポカー(全運転者向け)
すべての運転者の交通事故防止に貢献する「自動ブレーキ」を搭載した自動車が対象。

サポカーS(高齢者向け)
サポカー同様に自動ブレーキが搭載。それに加え、高齢者に多い事故にも対応した、ペダル踏み間違い時加速抑制装置などを搭載した自動車が対象。また、サポカーSは、「ベーシック」「ベーシック+(プラス)」ワイド」の3に分けられます。

ベーシック」・・・対車両の低速(作動速度域が30/h以下)自動ブレーキ、ペダル踏み間違い時加速抑制装置

ベーシック+」・・・対車両の自動ブレーキ、ペダル踏み間違い時加速抑制装置

ワイド」・・・車両だけでなく対歩行者でも作動する自動ブレーキ、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報(車線維持支援も可)、先進ライト(自動切替型前照灯、自動防眩型前照灯または配光可変型前照灯など)


3
つのタイプの共通点として自動ブレーキとペダル踏み間違い時加速抑制装置が搭載されていますが、ペダル踏み間違い時加速抑制装置はいずれも「マニュアル車は除く」と明記されているため要注意です。
また、ワイドのみ歩行者を対象としていることがポイントで、メーカーによっては歩行者と車両の両方に対応している場合もあります。

サポカーの機能の詳細について

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それぞれの機能の詳細は、どのメーカーも基本的に以下のようなサポート内容を挙げています。

自動ブレーキ(対歩行者)歩行者の飛び出しなどの危険を検知(衝突回避など)
自動ブレーキ(対車両)車両同士の衝突を防ぐ
低速自動ブレーキ(対車両)時速30km以下でも作動する自動ブレーキ
ペダル踏み間違い時
加速抑制装置
AT車のペダル踏み間違いによる急発進の防止
車線逸脱警報車線のはみ出しを検知したり車線内走行をサポートするなど
先進ライト夜間など周囲の状況に応じて自動でライトを切り替える

これらはあくまで基本的な機能の特徴です
メーカーや車種によって、さらに機能が追加されていることもありますのでもっと詳しく知りたい方は各メーカーに問い合わせるので良いでしょう。

このようにあらゆる場面を想定して安全運転をサポートしてくれるサポカー&サポカーSですが、あくまでサポートでしかないことを理解しておきましょう。ドライバー自身が責任ある安全運転を心がけ、サポート機能が活躍する必要のない運転を行うことが大切です。

ちなみに、サポカーSは「安全運転サポート車(ver.1.0)」とも呼ばれ、名前のとおり、その内容はアップグレードすることが予定されています。気を付けたいのは、こうした区分は性能を評価するものではなく、どんな装置が搭載されているのかを表すための表記であることです。

 

推進されるのはなぜ?

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日本では高齢化が進み、高齢運転者の誤動作による交通事故が多く報告されるようになりました。最近、ニュース番組やラジオで報道されているのを見ることも多くなりましたよね。

実は75歳以上の運転者の死亡事故は、正面衝突等・人対車両・追突等が7割、またブレーキとアクセルの踏み間違いを原因とする死亡事故は75歳未満運転者と比較して高水準にあるのです。

こういった背景から、2016年11月に行われた「高齢運転者による交通事故防止対策に関する関係閣僚会議」をきっかけに総理大臣から関係省庁をあげて一連の事故を踏まえた対策を早急に行うように自動車メーカーに指示がありました。そこから、わずか半年もたたずに「サポカー」「サポカーS」は誕生しました。こんな優れた機能をたった数ヶ月で作り上げる技術に驚きです。

今後のサポカーの展開は?

国土交通省と経済産業省は、関係省庁の副大臣らが検討した高齢運転者の事故防止対策について、中間取りまとめを公表。自動ブレーキの新車乗用車搭載率を早急に普及啓発することを目標設定しました。自動車メーカーは2020年までにほぼ全ての新車(乗用車)に自動ブレーキとペダル踏み間違い時加速抑制装置を標準装備またはオプション設定するという方針です。

また2020年3月から「サポカー補助金」を実施。65歳以上を対象にサポカーを購入する人は必要な手続き・申請をすればお得に購入できます。
現在は2021年(令和3年)までに65歳をむかえる人が対象となりました。
※キャンペーン内容は随時変更となるため内容は参考までに
詳しくは経済産業省「サポカー」HPをご覧ください。

参照 https://www.safety-support-car.go.jp/