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「太平洋ゴミベルト」を救え|海洋ゴミを減らす画期的な対策に注目

あなたは今の海の現状を知っていますか?実は今、世界的に「海洋ゴミ」が問題になっています。

海洋ゴミとは

その名の通り海に漂うものや沈むもの、海にある全てのゴミ海洋ゴミといいます。その量はおよそ約1億5,000万トンに達しているといわれ、例えると2ℓのペットボトルが750億本になります。

海洋ゴミがもたらす悪影響とは

毎年100万羽の鳥や10万匹以上の海洋哺乳類がプラスチックを食べたり、プラスチックに絡まったりして死んでいるそうです。

死んでいなくても魚の体内にはマイクロプラスチックというごく微細なプラスチックが蓄積されていきます。マイクロプラスチックについて知りたい方はコチラの記事をご覧ください。

わたしたち人間も魚を食べるたびに体内にプラスチックが蓄積される可能性があるので、人間にも少なからず影響はあると言われています。また、2050年には魚の量よりも「海洋ゴミ」の方が多くなるとも言われています。とても悲しいことですよね。

引用:https://www.nippon-foundation.or.jp/journal/2019/20107

世界的に海洋ゴミが問題になっている中、最も多くのゴミが漂う海域があります。

それが「太平洋ゴミベルト」です。

 

太平洋ゴミベルトってどこ?

 

米国カリフォルニアとハワイの間にあり、面積は日本の倍以上と言われています。

海に捨てられたり、川から海に流れ出た全てのプラスチックゴミは、その場で沈むか潮に流されます。そしてプラスチックゴミの大半は最終的に「太平洋ゴミベルト」と呼ばれる大きな海域へと運ばれてしまいます。

これ以上ゴミが増えると、海は汚染され、それにともない環境破壊も進みます。もうすでにゴミが原因でたくさんの生き物が死んでいてこのままでは本当に海洋ゴミが魚の量より多くなってしまいます。

この海洋ゴミ問題を解決することはできないのでしょうか?

海洋ゴミ問題を解決する?!画期的な対策とは

現在、世界では様々な活動が行われていて、そのうちの1つが「Ocean Cleanup Project」(オーシャン クリーンアップ プロジェクト)です。

このプロジェクトは当時16歳だったオランダ⼈のBoyan Slat(ボイヤン・スラット)さんが、ギリシャの海で泳いでいた時に魚よりもプラスチックゴミが多いことにショックを受け、海を綺麗にする事を決意したことがきっかけです。

2年後に「The Ocean Cleanup」という研究団体を設⽴しました。海流を利⽤した回収システムのアイデアを世界的講演会として有名な「TED」で発表しました。彼の想いの込もったプレゼンテーションは世界中の人々の⼼を動かし、クラウドファンディングで約200万ドルもの資⾦調達に成功。プロジェクトは実行され、これまでに対⾺や北海、サンフランシスコなどでのテスト運⾏が実現しています。

その後、「The Ocean Cleanup Foundation」という財団を設⽴しました。ハワイとカリフォルニアの間にある太平洋ゴミベルトにシステムを設置し、5年間で海洋ゴミを50%削減する計画が現在も進⾏中です。また、2020年からは世界規模での取り組みも決定しています。

世界中の海洋ゴミすべてを回収する」1⼈の⻘年が抱いた壮⼤な夢から始まったプロジェクトは着実に前進しています。しかもソーラーエネルギーを利用するため、環境にも配慮されているのです。

引用:https://www.bridgestone.co.jp/bwsc/project/the_ocean_cleanup.html

このような素晴らしい活動が広がればゴミの削減ができるかもしれませんが、そういった活動に頼りきってしまうのはよくありません。

自分にできることは小さいかもしれませんが、まずはポイ捨てはしないこと、マイバッグやマイボトルの活用でゴミを減らすことなどを意識するところからスタートしてみませんか?