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畳がもたらす癒し効果とは?|進化を続ける日本の伝統

「やっぱり畳はええなぁ」

私が幼少のころ父の口から聞いていた言葉ですが、最近は聞くこともめっきり少なくなりました。洋風な建築が増えていくなかで和を象徴する畳はどんどん少なくなってしまったので日本の伝統である「畳」をイマドキの子どもは知らないということも。

そんななかでも畳を愛する日本人はいます。新築を建てるとき、リノベーションをするとき、洋風な家の一角に畳スペースをあえて作るという人もいるそうです。そこで畳の魅力とは何か、進化する畳について調べてみました。

そもそも畳ってなに?

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畳は部位ごとに名称があります。芯材料となる部分を畳床(たたみとこ)、表面のござ部分を畳表(たたみおもて)、フチ部分を畳縁(たたみへり)といいます。畳表は乾燥したイ草を織り込んだ物が基本ですが、最近はイ草以外の素材も使用されています。

畳には癒し効果がある?!

 

畳は部屋の湿度を40%程に保つ性質があります。植物は呼吸をしていて、湿気を吸ったり、水分を放出したりします。いわば天然の空気清浄機なのです。

さらに、二酸化炭素等を吸着し空気を綺麗にする力があります。イ草の香りはリラックス効果もあり心も癒されるのです。フローリングにはない効果・メリットがたくさん隠れています。

個人的におすすめなのは布団の下に畳を敷くことです。これは実体験で、フローリングに直接布団を敷いて寝ると朝起きた時に体が痛くて休まった気がしませんでしたが、畳を間に敷くだけで寝返りなどをしたときに衝撃を吸収してくれ体への負担が少なくなり、目覚めた時の体の楽さが全然違いました。幼少から畳の部屋があるのが当たり前だった私にとってはフローリングは憧れでしたが、畳から離れてみたことで畳の魅力に気づけました。

https://www.tatamiya.gr.jp/tataminituite/kouka.html

魅力は分かったけど、畳を洋風な部屋に置くのは少し抵抗があるという人もいるでしょう。実は畳にも豊富な色柄、サイズ、素材が増えているので自分の好みのものを見つけることができます。

おしゃれを演出できる畳がある!

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おすすめは半畳の縁なしの畳です。縁がないと痛みが早いと思うかもしれませんが最近の技術ではそんなことも少ないとか。メーカーによりますが、色はグリーン、イエロー以外にブラック、ブラウン、インディゴ、ピンクなどがあるので個性が出しやすい。

例えば琉球畳のシックな色を使えば和モダンな部屋を演出することができます。ちなみに私が使用している畳はブラウンなので、メンズライク風な黒、モスグリーン、ブラウンで統一している部屋にしっくりきています。セキスイの「MIGUSA」やTTNコーポレーションの「三条たたみ」が例としてちょうどいいかもしれませんね。

また畳表の素材ですがイ草だと痛みが早く手入れが大変と考える人もいると思いますが、樹脂コーティングされた和紙を代わりに使うことで手入れが楽で水分にも強い畳も販売されています。見た目も意外とイ草のものと見劣りせず、色褪せることもありませんので初チャレンジしやすいかも。

https://www.daiken.jp/tatami/index.html

畳の伝統を発信する企業

 

こんな風に伝統を残しつつ進化しているものはたくさんあります。その影で畳の伝統を発信することに取り組む人たちもたくさんいます。

兵庫県西宮市にある子どもが楽しみながら職業体験できる「キッザニア」では畳職人の技を学ぶワークショップが2016年に開催されました。畳を知らない子どもたちが日本の文化に触れる良い機会になったでしょう。

福岡県朝倉市にある原鶴温泉の「泰泉閣」で、県特産のい草を使った”い草風呂”が大人気とのこと。畳や薬草に用いられるイ草の抗菌作用や美肌効果に着目したもので「新しい畳のような香りがし、肌がすべすべになって体の芯から温まる」と評判になっているみたいです。これならイ草さえ手に入れば自宅で出来そうですね。

image41977年に創業の静岡県にある「松葉畳店」では畳の素材、性能を活かしてブックカバーやポーチ、コースターなどの畳雑貨を販売しています。持ち運びできたり生活の一部に取り入れやすい雑貨にするなんて素晴らしい発想ですね。畳をより身近に感じることが出来ます。WEBサイトもシンプルでおしゃれなので幅広い年齢の人に向けて発信しているのがわかります。  http://www.matsubatatamiten.jp/